自分は外国人
最近警察によく絡まれる。
ジンジャにはJICAの援助で自分たちがウガンダに来てから完成した橋がある。 日本の建設会社が作っただけあり、普通に見てて綺麗だなーと思う橋である。
クリスマスにはこんなに綺麗にライトアップされててお台場みたいだった。
先日、その橋をぼーっと眺めながら携帯をいじっていると、いきなり迷彩服を着て銃をぶら下げている警察に呼び止められ、携帯を取り上げられる。
「橋の写真をとるのは禁止だぞ!」
え、そんな看板どこにもないし写真撮っちゃダメなんて聞いたこともない。 ってかそもそも写真撮ってないし(その時は)。
写真なんか撮ってないよと言い張っても、「いやお前は写真を撮っていた」と何の根拠があるのか言い張る。
そして20万(7000円弱)シリング払えば見逃してやるとのこと。
ああ、賄賂が欲しいのか。 今の自分にとって20万シリングはかなり高額なので断固拒否。 証拠として写真フォルダを見せて撮ってないと言っても納得しない。
写真撮った、撮ってないの平行線で話が進まない。
「わかった、もう一度携帯の写真フォルダで詳しく説明するから。その前に言語設定日本語から英語に変えるから携帯返して。」
というとOKと言ってすんなり携帯を渡してくれた。 携帯さえ戻ってくればここに長居する必要はない。
「俺はもう何度も説明したから君たちにこれ以上話すことないから、バイバイ」
と言って彼らに背を向けるも追いかけてこない。 結局そのまま無事に帰宅した。
追いかけてこないってことはやっぱり写真を撮っちゃダメなんてルールはなかったんだろう。
そしてこれまたつい先日、バイクで道を走っていると急に警察が前に立ちふさがったので急ブレーキでバイクを停める。
するとバイクが止まった瞬間に自分のバイクの鍵を抜き取られる。(鍵抜くのめっちゃ早くて何もできなかった。)
ポカーンとしていると「ここ一方通行だぞ!」と言われる。
ええ、ウガンダに一方通行なんてあるの…。
そんな道路標識あった?と聞くとあそこにあるから一緒に見にいくぞとのこと。 んで行ってみると。
確かにある…。
普通にバイクが道を逆走してたり、バイクが歩道を走ってたりするこの国で一方通行なんて考え方があるとは。(明らかに1台しか車通れないところを両方から車来て立ち往生なんてのは普通にある。)
そして警察の彼ら曰く、このままもしお前を警察署に連れて行ったら10万シリングの罰金になっちゃうぞ!それでもいいのか!とのこと。
なにその少し含みのある言い方。笑
またまた賄賂が欲しい雰囲気がプンプンする。
「今回は知らなかったんだ、次から守るから今回は見逃してよ」
と、とりあえず言ってみると
「じゃあお水おごってくれたら見逃してあげる」とのこと
え、それだけでいいの!笑
ということで2人分のお水4000シリング(約130円)をあげて問題解決。 最初5万シリングぐらい言われるのかと思ったからなんか拍子抜けしちゃった。
もしかしたら一通違反で罰金というルールもないのかもしれない。
ただそういう話をしている最中にもバイクタクシーが1台一方通行を逆走していく。
しかしそれを見ても何も言わない警察。 そうか、外国人である自分がローカルの人と同じことをしてもダメなんだ、とその時悟った。
正直自分たちは日本の免許証を持ってきて、それをもとにウガンダの免許証を発行しているのでウガンダの交通ルールを全く勉強していない。
まあそもそもこの国の交通ルールはかなりカオスなので、たとえ交通ルールがあるんだとしても全く意味をなしていない。
ただ自分たち外国人は守らないといけないんだなーと思った。
変なとこでいちゃもんをつけられないようにバイク隊員の皆さんお気をつけください。